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医院の方針

当院のコンセプト坂井おとなこども歯科は、お口の健康を「守る」ことに重点を置いています。お口の健康を考えた時「予防」がすべての土台だと考えており、もちろん治療もきちんと行いますが、治療終了はゴールではなく、お口の健康維持をするうえでスタート地点と考えています。長期にわたりお口の健康を通じて全身の健康を守るため、むし歯や歯周病の重症化予防のメインテナンスに特に力を入れています。

当院は厚生労働省「か強診(かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所)」の認定を受けており、重症化予防のためのメインテナンスが保険適用となります。

また、2020年10月より唾液検査などを用いた「メディカルトリートメントモデル(MTM)」という予防システムを導入し、より本格的に予防歯科に取り組んでおります。

「とりあえず治療」は、やがてどうなるの?

予防歯科先進国であるスウェーデンとは異なり、これまで日本人の多くは「痛くなってから歯医者に通う」かたちで歯科医院を利用してきました。その結果・・・ブリッジ、入れ歯、インプラントといった失った歯の部分を補う治療のために何度も通院し時間や費用を繰り返しかけていくことになります。しかも、とりあえずむし歯を治したとしても、根本的な原因は取り除けてませんので、またこの先も何度も治療を繰り返し、徐々に歯を失ってしまいます。

原因となる細菌を取り除かないと歯を失う可能性も

原因となる細菌を取り除かないと歯を失う可能性も例えば次のようなケースを一緒に考えてみましょう

【質問】シロアリがご自宅の建物の柱をかじってしまいました。その時、あなたはどう対処しますか?

〔A〕シロアリはそのまま柱を直す
〔B〕シロアリを駆除してから柱を直す

シロアリが残っていれば、またすぐに柱をかじられて建物が倒壊してしまいますから、この場合は〔A〕を選ぶ方はいらっしゃらないでしょう。

では、

シロアリ⇒「むし歯菌」、「柱を直す」⇒「歯を治す」に置き換えてみると・・・
〔A〕むし歯菌はそのまま歯を治す
〔B〕むし歯菌を駆除してから歯を治す

もうお分かりですよね。
このように、とりあえずむし歯を治しても、結局むし歯の再発と治療を繰り返し、少しずつ歯を失ってしまう可能性が高いことがわかります。

歯周病治療の重要性

上の図を見て左右を見比べてみてください。

歯周病になると、歯を支えている骨や歯ぐきがダメージを受け、やがて歯がぐらつき安定しない状態になっていきます。しかも、そのような状態になっても特に症状はあまりないことが多いのが歯周病の特徴です。

そのような状態で歯周病治療をしっかり行わないまま、歯を削ったり被せ物を作ったりするというのは、言わば緩い地盤(骨や歯ぐき)に立つ家で柱が割れてきた(むし歯)ので、とりあえず柱の補強工事だけをしたという状態です。

せっかく補強工事をしても、地盤が緩いままで家は徐々に傾いて倒壊して(歯が抜けて)しまうでしょう。家も歯も同じで、応急処置はその場しのぎにしか過ぎず、地盤を固めてから工事をしないと根本的な解決にはなりません。

昔は、日本人の口の中には、むし歯が非常に多かったため「とりあえずむし歯を治して、歯周病は進行したら治療しましょう」という考え方でした。しかし、これからはむし歯や歯周病にならないために歯科医院を利用してもらいたいと思います。坂井おとなこども歯科は、歯を支える「土台からしっかり治す」考えのもと歯周病治療が必要であれば、まず先にそこから治療を行うことが大切だと考えています。

「健口」から「健康」へ

歯周病は今後の口腔環境に大きな影響を及ぼす、重要な病気です。治療せずに放置していると、歯が抜けてものを食べられなくなったり、思うように喋れなくなったり、場合によっては心臓疾患や脳血管疾患を引き起こしたりします。糖尿病の悪化につながることも近年の研究でわかってきました。

そういったリスクを避けるためにも、坂井おとなこども歯科では「お口の健康から全身の健康へ」を意識した治療を心がけています。

※図は「日本臨床歯周病学会」より引用

定期検診の重要性

  実は・・何よりもいちばん大切なことは、「健康でありたい!」と患者さまご自身が、思い、意識することなのです。

自然と「歯を守る」習慣を身につけるには

自然と「歯を守る」習慣を身につけるには

日本人が歯を失う原因の第1位は歯周病、第2位はむし歯です。どちらも日々の食生活や歯磨き(だらだら食べたり、歯磨きが不十分だったり)の積み重ねによって起こる「生活習慣病」と言えます。つまり、いくら良い治療をしても生活習慣を変えないと、またむし歯や歯周病になる悪循環を繰り返すのです。

「生活習慣を変える」というのは、簡単なことではありませんが、不思議なことに、むし歯や歯周病の処置を行い、健康的な状態を手に入れると「この状態を維持したい」という気持ちになる方の方が多いです。長期的には「痛むからとりあえず治療する」を繰り返すより時間も費用もかかりません。ですから、忙しい方にこそ定期的に歯科医院に通っていただきたいと考えます。

定期検診で残存歯数は変わる?

定期検診で残存歯数は変わる?現在、80歳になったときの日本人の平均残存歯数は8本と言われています。では、どうしてこんなに多くの日本人が歯を失ってしまうのでしょうか?その答えは、歯科医院の利用の仕方です。ほとんどの方が歯科医院を「症状が出た時」にだけ利用し、「予防のため」に利用している方が少ないからです。

実際、定期検診を受けている方は、80 歳で残っている歯の数が受けていない方と比べて倍以上も多いと言われています。

残存歯数が少ない方は歯周病などお口の病気に限らず、糖尿病や高血圧など、さまざまな全身疾患を抱えている方も少なくありません。お口の健康は全身の健康に大きく関わっています。そのためにも当院では定期検診を受けていただくことを推奨しています。

当院のメッセージ

いかがでしょうか?ここまで、坂井おとなこども歯科の治療方針についてお伝えしました。

「歯を守りたい」「むし歯の治療だけでなく歯のメンテナンスもしたい」「治療後は定期検診に行こう」などと思っていただけたら幸いです。坂井おとなこども歯科では、いつまでも家族や友人と共に食事を楽しめるようサポートいたします。

 

治療の流れ

坂井おとなこども歯科はMTM(メディカル・トリートメント・モデル)という『予防歯科プログラム』を採用しております。
>>>こちらよりご確認下さい

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